一度も使われなかった家に、ようやく明かりが灯りました
大阪府空き家運用
A1. 父親が老後に住む予定で30数年前に建てた家が、一度も居住する事なく空き家となっていた。
なんとなくインターネットで調べものをしていたところ、空き家の管理や活用の話を聞いてくれそ
うなNPO法人を見つけ問合せをしたところ、大阪の担当であるフル・プラスさんよりご連絡をいた
だいたことがきっかけでした。
Q2. そのNPO法人に問合せをしようと思ったのはなぜですか?
A2. 父親の年齢やライフスタイルを考えると今から移り住む事は難しいと考えていました。
これまでも父親の代わりに年に数回は管理へ通っていましたが、将来的に誰も住む予定が無
いので、賃貸に出すなどして活用した方がいいのではないか、と漠然と思っていたからです。
Q3. フル・プラスからの提案はどのようなものでしたか?
A3. まずは、現地を確認頂きました。一度も使用していない家でしたが、前年の台風で瓦が
ずれていたようで、天井、壁に雨漏りの跡があるとのご報告を受けました。賃貸に出す物件に
するためには、この雨漏りを直す必要があるとのお話がありました。幸い、火災保険に加入し
ていて、台風の被害に対しても補償がある内容だったため、フル・プラスさんへその手配もし
ていただき、保険で修繕対応ができました。設備も未使用のものばかりだったので、実際に使えるのかを確認いた
だき、使用ができなくなっているものについては、交換をしました。室内はそこまで大きな工事はありませんでした
が、外壁や外構、植栽等の手直し、手入れが必要な箇所が多かったように思います。私自身としても、この家をずっと
所有しているつもりがなかったので、10年間フル・プラスさんにて借り上げてくださるご提案に関心があり、その
内容で進めていただきました。
Q4. 改装工事をした後のご実家はいかがでしたか?
A4. 雨漏り部分の修繕、それに伴う壁・天井の修繕、陽で焼けていたクロスの張替や、カーポートの
屋根の交換、植栽の伐採、外構タイルの貼替等を行っていただき、新築とまではいきませんが、
住宅として十分な状態に生まれ変わったように感じました。親や自分が住むことはなかったのですが、
新しくなった家を見て嬉しく感じました。
Q5. 賃貸経営をスタートしてみていかがですか?
A5. 正直、あの空き家を賃貸に出し始めた、という実感がないぐらい、自分の生活は以前と何も
変わっていません。今回は、あの家を10年間フル・プラスさんに貸す、という契約なので、毎月決
まった時期に決まった金額が振り込まれています。スタートから一度退去があったようですが、
その間もフル・プラスさんからの家賃の支払いはありました。入退去があった場合は、事前に報告
はいただきますが、契約書類のやり取りも全て行っていただいているので、賃貸経営をしていることを忘れて
しまうほどです。借りてもらっている10年の間に、家族や兄弟とこの家を今後どうしていくかを考えていきた
いと思います。
【運用 前】(植栽)
【運用 前】(2Fトイレ)
【運用 前】(廊下※雨漏りあり)